何かというと文句ばかりで口五月蝿いうちのクラスの委員長。 言うことはいつも正しいのだけど、言われるこちらは低脳だと断言する癖のせいで 男子だけでなく女子にも嫌われている。 向こうもそんな低脳な連中と関わる気が無いとばかりの態度だったから、 夏を過ぎたころには誰も委員長と親しく会話するヤツはいなくなっていた。 ただ俺は春先に運悪く風邪をひいたせいで副委員長になっており、 いやでも会話をする毎日を過ごしている。 秋になると委員長は俺だけを口撃するようになり、 何かと言うと愚痴を聞かされるのですっかりうんざりしていた。 受験でみんなが忙しくなってきた時期になってから、 そんな委員長が珍しく覇気に欠けた表情で、俺を空き教室に呼び出してきた。 弱々しく委員長は自分の置かれている状況を説明し始めた。 委員長自身の進学に関する相談。 俺にするのは見当違い、始めはそう思った。 話を聞きながら、俺は委員長は両親が無く、祖父母に育てられていることを思い出す。 あそこへ行く学力はあっても、学資の面で負担をかけたく無いのだろう。 となれば、学資が全額免除になる特科生になるしかない。 その条件というのが、学力だけではないというのは昔からあった噂ではあるのだけど…
あれだけ俺のことを低脳だの猿未満の知性の持ち主だのとバカにしていた委員長が、 躊躇いつつも股を開き、教室で放尿し、それだけでなく俺の小便まで飲み干している。 俺はあまりに非現実的な状況に頭が熱くなり、自分が何をしているのかも自覚できなくなっていく。
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