ここは研究棟からかなり離れた場所にある地下室。 研究所内で発生したあらゆる劇物、汚物はここに集積され、 安全なものに処理されてから敷地外へと排出されている。 劇物に関しては、以前は特別な処置をした上で全く別の場所へ移送し保管されていたのだが、 現在ではここで完全に処理できるようになった。 そんな地球環境に優しい施設になったのも、とても優秀な設備が完成したからである。
「はむぅ!んぐんぐ…あはぁ♪美味しい!」 絶え間無く流れてくるドス黒い液体をモリガンは笑顔で飲み続けていた。 「あん♪そろそろ溜まってきたから出さなきゃ……はぁぁぁんっ!」 貯蔵庫という表現が良く似合うくらいに膨れ上がった腹部からブリブリと茶色い物体をひねり出す。 「は、恥ずかしいな…またこんなに太くて大量にウンコ出してしまったわ!」 どんな有害な物質もモリガンの体内を経て排泄させると、ごく普通の排泄物になってしまう。 仕組みはいまだに解明できないものの、極めて有用な為に研究所でも重宝されているのだ。 「またたくさん出せるようにいっぱい食べなきゃね。あぁん! それにしてもみんなのおしっことウンコが混ざったコレ、最高よ!いくらでも食べられるわ! 美味しいでしょ?ねぇ、リリス。二人でこの快感をたっぷり味わいましょう!」 何時の頃からか、モリガンは己の体内に取りこまれたリリスに話しかけるようになっていた。 もちろん、返事が返ってきたことは一度もない。 全てが遅過ぎたのである。 モリガンがここで汚物処理を始める前にこうして話かけていれば、 リリスは己の勝利を誇らしげに語っていただろう。 しかし、モリガンがこの異常な状況全てを受け入れた時、リリスの自我は崩壊してしまった。 リリスはモリガンの精神内において発狂してしまったのである。 「んふふ…見事な勝利だったわよ、リリス。私の負けよ。 だって、こんな酷い目に遭ってるのが嬉しいんだもの。みんなが私のこと笑ってるのよ。 醜いブタだ。家畜以下の肉塊だって。おかしいでしょ? そう言われると私、イっちゃうの。凄く幸せな気持ちになってイっちゃうの。 だから私の負けよね?ねぇリリス。いい加減勝ち誇りに現れたらどうなの? そして私を見て笑ってよ!貴方に蔑まれたら私、快感のあまり死ねるかもしれないんだから。 それとも焦らすだけ焦らす作戦?いいわ、受けて立つわよ。 私はずっとここに居ても平気なんだから!あはははははっ!」 以上、キリ番リクエストでした。リク内容を相当勝手に改変してしまってごめんなさい〜
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