所詮、影は影、だとでもいうのだろうか。 幾度となく戦いを挑んだところで、己との魔力の差を思い知らされるばかり。 もはや正攻法で、モリガンを薨し己と一体と為すことなど不可能であろうと思われた。 精神的にも肉体的にも追い詰められたリリスは、残された最後の手段を試みる決意を固める。 禁断の儀式。 勝者と敗者に別れ得ない故、魔界において最も禁忌とされた呪法でもあった。 「今日で最後……今日こそ私達は一つになるの……」 リリスは躊躇いなく確実に禁断の儀式を進めていた。 「何をバカなことを……」 「あなたと言い争うのもこれで終わりよ…さぁ、いくわよ……」 「な、何をするの?やめなさい!リリス!ひぃぃぃっ!?」 呪法の効力によって捕らわれの身となったモリガンに抗う術は残されていなかった。
「お尻から入ってくる!?ひぎぃ!死ぬっ!」 これほど断末魔という言葉が似合う状況も無いだろう。 白目を剥き、泡を吹き、全身を痙攣させるモリガンの絶叫が響き渡る。 「フフフ…私をすっかり消化してもらうわよ!血となり肉となって…… そうしてこそ永遠に一つになることができるの」 およそ一月の間、徹底的に拡張されたモリガンの肛門からリリスが体内へと侵入を始めた。 肉と肉を掻き分けて体内へと進入し続け、一時間もしないうちにリリスの全身はモリガンの体内に納まってしまう。 「うわぁぁぁっ!か、身体が破裂する!死ぬ!死んじゃう!」
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