エスカレーター式だからと三年間遊び惚けていた結果、上にも行けず、他校の試験も失敗した四人組。
裏から手を回せば穏便に済んだものの、私はそれを拒否した。
四人の将来の為にならないと考えたからだ。
ところが私は四人の落第者を出した責任を取って職を辞するよう強く勧告され、今期限りでの自主退職を余儀なくされた。
四人揃って名家の出であり、父親は娘の話を常に無条件に信じていたことを考えれば当然の事態かもしれない。
私自身、その決定には特に異論は挟まなかった。大人の社会にはその種の残酷は付き物だからだ。

しかし、決定までのプロセスが子供じみた安直さで進められたことは許せなかった。
私はある決意を持って、卒業式までの自主登校期間に四人を自宅に呼び出した。

四人は私が膝を屈して、四人の進学先を用意してきたと勝手に勘違いしていた。
自分に都合の良いように状況を判断してしまう悪い癖は少しも治っていない。
四人は何も警戒せずに私が進めたフレーバーティを美味しそうに飲み干した。

友人から貰った薬の効果は絶大だった。
己の怠惰さを省みずに自己正当化して他人を貶め、その人生を狂わせた報いをたっぷりと与えてやるのだ。








……単にカチューシャ(?…ヘアバンド?)付きの女の子が描きたかっただけなのですが、なんでこんな内容に(汗)?
自分で言うのもなんですが、+ツインテールはあんまり見ない、というより変ですね(笑)